社会人ならば1日の大半を会社で過ごすことになると思いますが、やはり同じ職場で一緒に働いている人たちとの関係性は重要です。
職場の人間関係の良し悪しで、毎日が楽しくもなれば、逆に地獄にもなり得るわけですからね。
たとえ好きな仕事に就いても職場の人間関係が最悪だったら、楽しいはずの仕事も苦痛になるということは、以前にも以下の記事で触れたとおりです。
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職場の人間関係が最悪!うまくいかない場合の改善方法はあるのか?
職場での人間関係がうまくいかないという人は多いようです。 会社という性質上、どうしても人間関係の問題は避けて通れませんからね。 とくにコミュニケーションが苦手だったり、他人に対して必要以上に気を遣うよ ...
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今回は、上記の内容からさらに踏み込んで、職場の人間関係が崩壊してしまった場合について書きます。
つまり、悪化や最悪という段階を通り越して崩壊している職場での人間関係とどのように向き合うか?というテーマです。
「仕事なんだから苦しくても我慢しないとダメ!」
「職場の人間関係なんて気にせず淡々と自分の仕事に集中すればいい!」
…といった意見も当然あるでしょう。
しかし、本来なら仕事仲間であるはずの同じ職場で働く人たちとの関係性が崩壊していて、仕事にも集中できず、どうにもならないという人もこの世の中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
崩壊してしまった人間関係の中で職場の人たちとどう向き合ったらいいか悩んでいるのであれば、ひとつ参考にしてみてください。
人間関係が崩壊した職場とは?
人間関係が崩壊した職場についてかんたんに表すと、以下のような状態が挙げられます。
人間関係が崩壊した職場
- 同じ職場で働く人同士がお互いに無関心
- 上司の発言に説得力もなければ影響力もない
- 上辺だけの関係性しかない
- コミュニケーション不全
- 信頼関係がない
- 会社や上司に対して不平・不満しかない
- 誰もが嫌々仕事をしている状況
- 誰もが責任のある仕事を任されたくない
- 表面には出さないだけで周りは敵だと思っている人がわりと多い
- 誰もが協力的でなく、チームとしてまとまらない
- 当たり前のように職場いじめやパワハラがある
- ウワサ話やゴシップばかりでモラルが欠落している
職場の人間関係が崩壊していると、組織として機能し難くなります。
一応チームとしての形は成していても、個人間の信頼もなく、仕事をするうえで不可欠なコミュニケーションや連携体制がまったくできていない状況に陥ると、当然、組織としての機能を果たせなくなるということです。
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職場の人間関係が崩壊する原因
職場の人間関係が崩壊する原因は、主に会社側や上司といった比較的立場が上にある人間による場合がほとんどです。
つまり、他の従業員に与える影響力が強い人のちょっとした言動が、積もりに積もって職場の人間関係を悪化させ、そのまま何も改善されずに放置状態になるとやがて崩壊に向かっていくといった感じでしょうか?
以下の関連記事を参考にしていただければ、職場の人間関係を悪化させるような人間が、同時に崩壊させる原因も作っているというのは容易に想像できるのではないかと思います。
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また、会社側の方針によっても人間関係は大きく左右されます。
とくにブラック企業と呼ばれるような会社は、離職率も高く、その傾向が比較的顕著です。
ブラック企業に見られる会社の特徴については以下の記事でも触れているので、よかったら参考にしてみてください。
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ブラック企業の洗脳の手口とは?会社の研修には注意!
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逆にいうと、人間関係の良好な職場というのは、会社側の方針や上司の言動が士気を高め、そこから従業員同士の仲間意識や信頼関係が生まれていくものです。
それだけ人の上に立つ者というのは、重要な役割と責任を背負っているということなんですよね…。
とくに右も左もわからないような新入社員にとっては、どんな人が自分の上司になるのかが重要だったりします。
とはいえ、働く会社はある程度選べても、上司や人間関係は自分で選択できないのでつらいですよね?
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しんどい人間関係を我慢してでも仕事を続けるべき?
「人間関係が崩壊して苦しい状況でも、我慢して仕事を続けるべきなのか?」
と頭を抱える人も、実際には結構いたりするものです。
少し古い考え方ではありますが、「お給料は我慢料」なんて言葉もあるくらいですからね。
また、人間関係を言い訳に仕事を辞めたいと思うのも、どこか逃げているようで罪悪感を抱く人もいるかも知れません。
結論をいえば、職場の人間関係が崩壊していても自分の仕事や成果に対して大した影響はなく、精神的にも耐えられるレベルであれば、そのまま仕事を続ければいいと思います。
しかし、毎日がつらくて気を病んでしまいそうなレベルだったら、無理して仕事を続ける必要はありません。
もちろん、無闇に仕事を辞めることをお勧めするつもりはないですけどね。
ここでいう気を病んでしまいそうなレベルというのは、そのまま仕事を継続すれば、うつ病や精神疾患を発症する危険性が高い状況です。
たとえば、以下の関連記事は職場いじめについて取り上げていますが、いじめや嫌がらせがなくても人間関係のストレスによって精神を患う危険もあるので注意が必要です。
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職場いじめがつらい!死にたいと思うほど苦しいなら楽に会社を辞めればいい?
職場いじめもひどい状況になると本当に危険です! 最初は我慢していても、だんだんと嫌がらせがエスカレートしていって、精神が圧迫されて病んでしまう人もたくさんいます。 中には、気がつくといつも「死にたい」 ...
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一度、精神を患ってしまうと、社会復帰までに多大な時間を費やす可能性もありますからね。
そうなる前に手を打っておきたいものです。
一度崩壊した人間関係を修復するのは無理に近い
一度、崩壊した職場の人間関係を修復するのは、ほとんど無理に近かったりします。
よくよく考えてみると、一度抱いた不信感や嫌悪感を払拭するのは難しいですからね。
職場全体で不信感や嫌悪感が蔓延しているような状況は、自分一人ではどうにもなりません。
自分は変えることができても他人を変えることはできないので、一度崩壊した職場の人間関係は見限った方が良い場合も多いということです。
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職場の壊れた人間関係を修復する方法をひとつ挙げるとしたら、それは人を完全に入れ替えることでしょう。
働く人を完全に入れ替えれば、人間関係もリセットされるので、一度は崩壊して組織としての機能が著しく低下した職場でも、再び機能するように改善できます。
ただし、それができるのは会社側だけですけどね。
なので、一度崩壊した人間関係を修復するのは無理に近いことだと思った方が良いでしょう。
人間関係の崩壊は次へのステップに続くチャンスかも知れない
職場の人間関係が崩壊して、仕事がやり難くなったり、コミュニケーションが気まずくなったり、何かとストレスを感じることが多くなったら、それは次へのステップに続くチャンスかも知れません。
これまでは職場の狭い人間関係にしか目が行き届かなかったことに、あらためて気づく場合もあるでしょう。
人間関係について再考すれば、自然と社内から社外へと視野が広がります。
視野を広げることで、比較対象ができるので自分の働いている職場が客観視できるようになるというわけです。
職場での人間関係の崩壊を本当に自分がやりたい仕事や将来について真剣に考えるためのチャンスとして捉えることができれば、精神的にも前向きになれたりします。
そんな時こそ、逆にチャンスだという考え方もできますよね?
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思わず拍子抜けしてしまうほどかんたんに職場の人間関係から開放されます。