「うちの職場の上司とは合わない!」
「でも・・・いい人だから困るんだよな~」
職場の上司と合わないことで思い悩む人はいつの時代も多いようですが、実は一番厄介なのが、その上司が「いい人」だったりする場合かも知れません。
常に部下や周囲の人たちに対してやさしく、会社での評価も高い立派な上司なんだけど、自分とは合わない…というのは対処にも困りますからね。
パワハラ上司やムカつく上司とは違って、いい人だけに本当に厄介です。
いい人だけど一緒に仕事をしていると自分とは合わないことを思い知らされてストレスが溜まるというのも、またつらかったりしますよね?
もしこのような状況に悩んでいるのであれば、この記事をお読みいただき、少しだけ頭を柔らかくして考え方を変えてみるといいかも知れません。
どんなにいい人でも相性が合わないのは事実
先に結論を言ってしまえば、どんなにいい人でも自分と相性が合わないことはあります。
こればかりは仕方ありません。
もしかしたら、周囲にいる人たちが聞いたら「どうして合わないの?いい人なのに…」と言われてしまうかも知れませんが、合わない人とは合わないものです。
それが事実なのだから、仕方ないですよね?
つまり、上司がいい人かどうかと相性問題は別だということです。
逆に言えば、決していい人ではないけれど不思議なことに自分とは気が合うという場合もありますからね。
なので、たとえ上司が世間一般で言われるような「いい人」であっても、自分とは相性が合わないことによってストレスの原因となり得る可能性も十分に考えられるというわけです。
「いい人」と「合わない」を結びつけて考えると苦しくなってしまいます。
「上司はいい人なんだけど自分とは合わない」と考えるよりも、「いい人」と「合わない」という2つの事実は別々に分けて捉えた方が、割り切りやすくなるのではないでしょうか?
- 上司はいい人
- 上司とは合わない
上記のように事実関係を分けて捉えると、上司のことを「いい人」だと認めたうえで「合わない」という課題に取り組めばいいので少し気持ちも楽になると思います。
しかし、本当に厄介ですね…?
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妙な罪悪感と自己嫌悪に陥る危険性
先ほども書いたとおり「上司はいい人なんだけど自分とは合わない」という悩みは、一見するとワガママというか…贅沢な悩みに思えるかも知れません。
しかし、周囲も認める「いい人」に対して「合わない」という反応しかできない自分に妙な罪悪感を覚えたり、「いい人なのにどうして私は合わないと思うんだろう?」といった自己嫌悪にも似た感情を抱いてしまう危険があります。
職場の人たちに相談して「何ワガママ言ってんの?いい人なんだから少しは我慢しなよ!」なんて言われた日には、罪悪感や自己嫌悪から自分を責めてしまいそうですよね?
とくに部下からも評価が高く、誰もが「いい人」だと認めている上司だったら、「私とは合わない」なんて言い難い空気もあると思います。
自分以外の職場にいる人たちも「いい人」と「合う・合わない」を結びつけて考えてしまいがちなんですよね…
その結果、下手に周囲の人に相談すると、罪悪感や自己嫌悪に陥ってしまう危険があるので気をつけましょう。
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その上司は本当にいい人なのか?
「いい人」といっても、人それぞれ認識の仕方は微妙に違います。
また、偽善者なんて言葉もあるとおり、意図的に「いい人」を演じている場合だって考えられますからね。
自分とは相性が合わないけれど「いい人」として周囲に認識されているその上司は、はたして本当にいい人なのでしょうか?
もしかしたら仕事での立場上、いい人を演出しているだけかも知れません。
「みんながいい人だと言っているからきっといい人なんだろうな…」という考えは、自分の頭で何も考えていないのと同じです。
「いい人」の根拠を探ってみて、それでも上司が本当にいい人だったら、本人に悩んでいることを打ち明けるというのもありかも知れません。
本当にいい人だったら自分にとって都合の悪い相談であっても、話を聞いてくれることでしょう。
下手に周囲の人に相談するよりも、上司が本当に「いい人」なら、直接本人に相談した方がよかったりしますからね。
もしかしたら誤解していることがあるかも知れませんし、本人に直接相談することでお互いの距離が一気に縮まる可能性も考えられます。
「いい人」と「合わない」を分けて捉えると、こんなふうに考えることができるようになります。
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