「ついヒートアップして上司と喧嘩になってしまった…」
「相手が上司とはいえ、さすがに許せなくてケンカしてしまった…」
「今まで必死に我慢してきたけど、ついに爆発して上司と喧嘩に…」
そんな経験をされていたり、現在、これに近い状況の人もいるかも知れません。
職場の人間関係というのは、何かとストレスが溜まるものですからね。
とくに相手が上司となると、常日頃から不平不満を抱えている人も多いでしょう。
ちょっとした些細なことがキッカケとなって上司と喧嘩になってしまう場合もあると思います。
しかし、冷静に考えてみると上司と喧嘩してもデメリットの方が多かったりします。
もちろん例外として、喧嘩がキッカケでこれまで以上に上司と仲良くなる場合もないわけではありませんけどね。
どの道、職場の上司と喧嘩してしまったら、その後どうするかは重要です。
もし、心当たりがあるようでしたら、この記事を参考にしていただけたら嬉しく思います。
上司とケンカする原因
先ほども触れたように上司とケンカになるキッカケは、ちょっとした些細な出来事だったりする場合も多いですが、そこに至る過程において考えるとどこかに怒りに火がつく原因があるものです。
たとえば、日頃の上司による部下への発言だったり、目に余るような傲慢な態度だったり・・・。
上司の言動が何かしら自分の意思に反する場合、怒りや悲しみといった負の感情がストレスとなって蓄積されていきます。
蓄積されたストレスは我慢すればするほどパンパンに圧縮されるため、上司の些細な発言でも着火しやすくなるということです。
パンパンに圧縮されて張り詰めた状態のストレスが、いつ爆発するかわからない状態だと当然、ケンカやトラブルなどが起こりやすくなりますよね?
たとえ周囲にいる傍観者にとっては「なんでそんなことでケンカになるの?」と思うような小さな出来事がキッカケでも、その背景には圧縮されてパンパンに張り詰めたストレスがあったりするわけです。
上司とケンカする原因をわかりやすく表すと以下のとおりです。
上司と喧嘩になる原因
(自分の意思に反する上司の行為)×(蓄積されたストレスや精神的な負荷)
上記については、必ずしも悪い方向に行くとは限りません。
なぜなら良い喧嘩と悪いケンカがあるからです。
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良い喧嘩と悪いケンカ
相手が上司に限らず、社会人の喧嘩には良いものと悪いものがあります。
(※ここではあえて「喧嘩」および「ケンカ」と表記をわけています)
良い喧嘩と悪いケンカについてわかりやすく表すと以下のとおりです。
- 良い喧嘩:建設的で前向き
- 悪いケンカ:感情的で遺恨が残る
良い喧嘩は、仕事の進め方や考え方などの食い違いによって生じる場合が多いと言われます。
また悪いケンカは、個人的な感情によって起こることがほとんどです。
建設的な喧嘩
仕事のクオリティを高めることを目的とした時にお互いの意見をぶつけ合って、議論がヒートアップしていくと喧嘩になる場合があります。
たとえば、上司は売上至上主義を主張するのに対して、部下は顧客満足度をもっと高めたいという意見をぶつけたり、「質を重視する上司 VS 納期を気にする部下」だったり、本部と現場の意見が対立したり・・・といったところでしょうか?
これらはいずれも仕事に対して真摯に向き合っているからこそ生じる対立です。
上司と部下が喧嘩することで、仕事の質がアップするのであれば、それは建設的な喧嘩だといえるでしょう。
ただし、この場合、お互いが相手の話を聞いて受け入れる寛容さが前提なのでご注意ください。
結果がどうであれ、決して相手を恨んだり、後を引きずってしまうのは良くありません。
また、建設的な喧嘩というのは、相手がお互いの考えを戦わせて前に進むことを望んでいる熱血上司みたいな人でなければ、成立しない可能性も考えられます。
遺恨が残るケンカ
- 上司が調子に乗っていてムカつく
- 以前から上司のことが気に食わない
- 上司を見ているだけで怒りが込み上げてくる
実は上記のような感情を抱いてはいるけど、じっと我慢し続けているという人も多いのではないでしょうか?
中には、静かに反撃の機会をうかがっていたりする人もいるかも知れません。
先ほど建設的な喧嘩について、あくまで仕事を前向きに進めていくうえでのぶつかり合いと書きましたが、それに対して遺恨が残るケンカとは個人的な感情による上司への暴力です。
ここでいう暴力とは、肉体的なものだけではなく、暴言(口撃)なども含みます。
もちろん上司が間違っていたり、人間的に許せない場合もあるでしょう。
上司側に部下の怒りを買うような原因があることも多いと思います。
そんなクソ上司に対して正義の制裁を加えるという気持ちでケンカをする人もいるかも知れません。
しかし、自分では正しいと思っていても、暴力に訴えてしまうと結果的に失うものも大きく、遺恨が残ります。
たとえば、職場でのいじめやパワハラ上司に報復する場合でも、暴力に訴えてしまうと罪に問われるリスクがあるのは以下の関連記事で取り上げているとおりです。
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職場いじめはやり返す!効果的な仕返しと間違ったやり方とは?
職場いじめや嫌がらせといった被害を受けた経験のある人なら一度や二度はこんなことを考えたことがあるでしょう。 パワハラ上司に反撃したい! 陰湿な同僚に仕返ししたい! いつも喧嘩を売ってくる先輩社員をボコ ...
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遺恨が残るようなケンカにおいては、基本的に失うだけで何も良いことはありません。
一瞬の爆発によって自分の貴重な人生を棒に振るリスクがあるということは覚えておきましょう。
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上司と喧嘩した時に生じる問題
上司と喧嘩すると、場合によっては以下のような問題が生じます。
- 会社内での評価に影響を及ぼす
- 出世が難しくなる
- 職場の人たちから疎まれやすくなる
- 周囲の見る目が変わる
- 良くないウワサが広まる
- 報復されて嫌がらせやいじめを受ける
- 職場全体の人間関係に悪影響を及ぼす
- 仕事がやり難くなる
- 喧嘩の内容によっては処罰を受ける可能性もある
上記については、たとえ建設的な喧嘩であっても生じる場合があるので気をつけましょう。
喧嘩した上司と仲直りするには誤り方が重要
上司と喧嘩してしまった場合、仲直りしないとお互い気まずくなったり、場合によっては仕事にも悪影響を及ぼす可能性が出てきます。
できれば変な意地を張らず、まずは自分から謝罪した方が仲直りもしやすいと思います。
たしかに自分から謝るのは納得できないかも知れませんが、言葉を荒らげたり、攻撃的な態度をとってしまったことに関しては素直に非を認めた方が良いでしょう。
ただし、謝るのは自分に非がある部分のみで結構です。
必要以上にペコペコ頭を下げる必要はありません。
頭を冷やして、きちんと謝罪すれば上司も自分の非は認めるかも知れません、
謝ったあとは、冷静にお互いの話を聞くようにしましょう。
自分の主張よりも相手の話を聞くことで、自分の至らなかった部分があらためて理解できるようになります。
最終的には、「いろいろあったけど、今後はより力を合わせて前向きにがんばっていこう!」といった方向にもっていくのが理想的です。
自分から謝ると何だか負けを認めたような気になるかも知れませんが、今後もその上司と一緒に仕事をしていくのであれば仲直りできるチャンスは必要です。
上司と仲直りできず関係がこじれたら?
残念ながら、喧嘩した上司と仲直りできず、関係がこじれてしまうこともあります。
一度こじれて崩壊してしまった人間関係を修復するのは非常に困難です。
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また、上司と喧嘩したことが引き金となって不当な扱いや嫌がらせを受けることになるかも知れません。
これまでは上司との個人的な問題だったけど、喧嘩によって職場全体の人間関係に飛び火する危険も考えられるでしょう。
上司との喧嘩がキッカケで職場いじめに発展する危険性も無きにしもあらずということです。
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もし喧嘩した上司と仲直りできず、職場全体の人間関係に悪影響を及ぼしてしまったら、自分の力で修復するのは不可能に近いと考えて良いでしょう。
自分を変えることはできるけど、決して他人を変えることはできませんからね…
参考
喧嘩した上司との関係がこじれて職場でも居場所がなくなってしまった場合、そのまま会社に残っていても余計にストレスが溜まっていくだけではないでしょうか?
もちろん、すべてが自分で蒔いた種だったら仕方ないかも知れません。
しかし、そうではない場合でしたら、「現在の状況に身を置くか?それとも思い切って新しい可能性を探すか?」をよく考えた方が良いと思います。
人間関係がこじれて、うまく退職を切り出せないのであれば、退職代行サービスを利用しても良いでしょう。
このまま最悪な職場に居座るよりも、思い切って外に出た方が可能性も広がりますからね。
退職代行サービスを利用するかどうかは別として、会社を辞めるのであれば転職についても考えておきましょう。
まずは、かんたんなことから始めればOKです。
転職活動の第一歩!
退職するのであれば、いずれは次の仕事を考えることになります。
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上司とはケンカする前に落ち着いて話し合う
- 仕事に熱が入りすぎて思わずヒートアップ!
- どうしても自分には譲れないものがあって感情的になってしまった・・・
- 今まで黙って耐えてきたけど…もう限界!
上司に対して怒りを覚えることも当然あるでしょう。
しかし、怒りを爆発させて喧嘩しても、基本的に得をすることは何もありません。
できれば、爆発する前に落ち着いて話し合うことをおすすめします。
上司と話し合う場合は、感情的になってたてつくのではなく、相手の話にもきちんと耳を傾けつつ、理路整然と正論を主張するのがコツだったりします。
もちろん、相手が腹を割って話せる上司なのかは重要ですけどね…
それにしても…喧嘩をコミュニケーションとして成立させるのは難しいですね?