職場でのいじめが長期化すると毎日が地獄のような日々で、気がついたら退職を考えているという人も多いようです。
しかし、実際にいざ会社を辞めるとなると、職場でいじめられるタイプの人ほど自分の意思を会社側に伝えることがなかなかできず、タイミングを逃して結局は職場で繰り返されるいじめに耐えるしかないという結論に行き着くのではないでしょうか?
とくに上司からパワハラを受けている場合は、上司が怖くて退職を切り出せない気持ちもよくわかります。
何を言われるかわかりませんからね…
人間というのは、恐怖を想像するだけで行動できなくなるものです。
結果的に「そのうち限界が来たら辞める」という結論に至って、結局、職場いじめに耐える毎日から抜け出せないまま何年もの月日が流れていたという人もいたりするのではないでしょうか?
職場にいる数時間だけいじめに耐えれば、たしかにその場をしのぐことはできると思います。
しかし、そんな毎日を繰り返しているとストレスが精神を圧迫して、原因不明の体調不良や精神を患ったりする人も決して少なくはありません。
一度、精神を患ってしまうと、回復するまでが大変です。
そうなる前に地獄のような職場から脱出しなければ、未来の自分の可能性を潰してしまうことにもなりかねないということです。
上司が怖くて自分から退職を切り出せない人でも、安心して職場いじめに耐える日々から開放される方法はあります。
職場いじめが理由で今すぐにでも会社を辞めたいのであれば、この記事を最後までお読みいただいて参考にしてみてください。
職場でいじめられたら退職したほうがいい理由
先ほども軽く触れたとおり、職場でのいじめが続くと以下のようなデメリットしかないといっても過言ではありません。
職場いじめが続くと?
- 自己重要感・自己肯定感および自尊心が奪われる
- 過度なストレスによる体調不良
- 仕事にやりがいが持てなくなる
- 人とのコミュニケーションがうまく取れなくなる
- 仕事に集中できない環境では十分なスキルが身に付きにくくなる
- うつ病を発症するリスクが高まる
- パニック障害、適応障害、自律神経失調症を発症する危険
- 能力があっても本来のパフォーマンスが発揮できない
- やりたい仕事があっても回してもらえない
- 将来性や可能性を潰されてしまう
- 自分に自信が持てなくなる
職場いじめが長期化すればするほど、上記のような危険に晒されることになります。
とくに上司や職場の人たちに無視されたりしていると、自分にとって必要な仕事が与えられず、重要な指示や情報を得ることが困難な状態になるため、キャリア形成に悪影響を及ぼします。
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つまり、このままいじめに耐えながら職場に居座ることによって、未来の可能性が潰されていくということです。
また、職場でいじめられたら退職したほうがいい理由についてもうひとつ挙げると、職場の人間関係を改善することは難しいという点です。
いじめのない職場を実現するには、自分以外の人たちの意識を変える必要がありますが、他人の意識をコントロールして行動を変えさせることはできません。
いじめ自体がこの世からなくならない理由について考えてみれば、わかると思います。
職場でのいじめに耐え続けることで明るい未来が開けるのであれば、それはそれで良いと思いますが、他にやりたいことがあったり、自分の可能性を潰したくない場合は、思い切って退職するという選択も時には必要です。
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あくまで退職は最終手段!決して逃げではない!
職場でいじめられたら退職したほうがいい理由について書きましたが、誤解してほしくないのは無闇に退職を勧めているわけではないということです。
事情によっては今すぐに会社を辞めるわけにはいかないという人も当然いるでしょう。
あくまで精神的に追い詰められて危険な状態に陥るのであれば、できるだけ早く退職して職場いじめから開放されたほうがいいという話です。
退職を決断する前に会社の窓口や公的機関に相談してみることをお勧めします。
職場いじめの相談先については以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。
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また、職場いじめのような深刻でデリケートな悩みは、相談相手をきちんと見極めないと痛い目に遭う危険もあるので気をつけましょう。
とくにやさしそうな上司に相談する場合は注意したほうがいいかも知れません。
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いきなり退職を決断するのはちょっと…という場合は、相談できるところに足を運ぶのも良い選択です。
今まで自分ひとりで我慢していたことを人に打ち明けるだけでも、気持ちがスッキリしますからね。
客観的な判断ができる人の意見を聞いてから退職を考えても遅くはありません。
ただし、何も進展せずに時間だけが過ぎていくことのないように気をつけてください。
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その後の生活も考えておこう!
「退職して早く職場いじめから開放されたい!」という気持ちもわかりますが、やはり会社を辞める場合は、その後の生活を考えておいたほうが良いと思います。
退職して何をするかがまだ明確に描けていなくても、大まかな予定は立てておかないと生活苦に陥る危険がありますからね。
退職後の大まかな予定
- 転職
- 派遣やアルバイト
- 療養
転職するのであれば、退職が完了する前に転職活動をはじめておいたほうが良いでしょう。
転職活動の第一歩!
退職するのであれば、いずれは次の仕事を考えることになります。
転職活動の第一歩としては、まずはリクナビNEXTに登録しておけば良いでしょう。
リクナビNEXTは業界最大手、求人数もトップクラスです。
なお、リクナビNEXTでは登録後に無料でグッドポイント診断ができて、強みを発見することで自分に合った仕事を探す際に便利です。
登録は無料です。
十分な生活費があるなら退職完了後にゆっくり転職先を探すのも、もちろんありですけどね。
また、転職先の会社が決まっていない場合は、以下の手続きが必要になるということも頭に入れておいてください。
- 失業保険の手続き
- 年金や社会保険の変更手続き
さらに詳しく
退職後、再スタートを切るための準備はとても重要です。
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退職前に社会保険給付金の申請!
退職後の生活費を支えるうえで大きな役割を果たすのが失業保険です。
通常、失業保険は3ヶ月しか受給できません。
おそらくほとんどの退職者は、失業保険受給期間の3ヶ月以内に新しい仕事を見つけなければ生活が困窮してしまうので、経済的にも時間的にも余裕がない状態での求職活動を強いられるのではないでしょうか?
しかし、一定の条件を満たしていれば、退職後も給付金を最大28ヶ月もの間、受給できます。
もちろん条件にもよりますが、この給付金制度を知らないだけで、本来もらえるはずのお金を数十万円~数百万円損している人もたくさんいるというわけです。
また、社会保険給付金の申請は個人での申請が難しいので、面倒臭くなってあきらめてしまう人も多いかも知れませんね?
とはいえ、給付金支援サポートを利用すれば、金銭的リスクもなく、給付金の申請から受給まで専門家がフォローしてくれるのであきらめる必要はありません。
ちなみに社会保険に1年以上加入していれば、派遣社員やパート勤務でも給付金は申請できます。
もし退職を考えているのであれば、退職2週間前に給付金サポートを通じて、退職後の生活費を捻出することをオススメします。
退職するまでは面倒なことばかり?
職場いじめから自分の未来を守るために退職を決めたら、いよいよ行動するわけですが、実は会社を辞めるというのは面倒なことが多かったりします。
退職前にやることも結構ありますからね。
退職の準備
- 退職は2ヶ月前に告げる
- たとえ理由が職場いじめであっても表向きの退職理由を考えておく
- 事業引き継ぎ
- 社内での挨拶まわり
- 有給休暇の消化
- 退職届の提出などの必要な手続き
いじめられている人にとっては、嫌いな上司や苦手な人たちとも関わらなければならない場面も多々あって、気が重くなるかも知れません。
もしかしたら「退職します!」と告げた途端に態度を変える人がいたり、上司に引き止められたり(※場合によっては違法です)といったこともあるでしょう。
しかし、もう少しの辛抱です。
職場から開放されれば、新しい生活が待っています。
とはいえ、実はこういった面倒な作業を一切せずにかんたんに退職する方法もあるんですけどね。
退職は2ヶ月前に告げる?
法律上では、会社を辞める2ヶ月前に退職の意思を告げることになっていますが、各企業の就業規則に従って退職手続きを進めるというのが原則です。
会社によっては、退職届も規定されたフォーマットが用意されていたりします。
一応、法律的には会社を辞める2ヶ月前までに退職の意思を告げることになってはいても、企業によって独自のルールが定められているのであれば、就業規則に従うのが望ましいといった感じですね。
念のために勤務先の会社の就業規則を確認しておくことをお勧めします。
退職理由を用意して円満退職
たとえ本当は職場でのいじめや嫌がらせが原因で会社を辞める場合でも、会社に報告する退職理由は別のものを用意しておいたほうが良いでしょう。
なぜ本当の退職理由を報告したらいけないのか?
その理由は、円満退職するためです。
一般的には以下のような退職理由を用意しておくと無難だったりします。
表向きの退職理由
- 家庭の事情
- 健康上の理由
- やりたい仕事が別に見つかったのでさらなる飛躍のため
家庭の事情としてよく使われる退職理由は、親の介護や子育てだったりします。
また健康上の理由というのは、病気だけでなく、勤務時間や勤務形態が体調に及ぼす影響も考えられます。
転職する場合は、「現在の会社で学んだことや身につけたスキルをさらなる社会貢献に役立てたい」といったような前向きな理由が良いかも知れません。
いずれも、円満退職を狙った退職理由です。
しかし、本当に会社を辞めるには面倒な工程が多いですよね?
職場でいじめ・嫌がらせを受けている人が上司や同僚と一切顔を合わせずその日のうちに会社を辞められる?
自分で退職を切り出して、実際に会社を辞めるまでの過程については、だいたいご理解いただけたことでしょう。
先ほども少し触れましたが、職場でいじめられている人にとっては嫌な思いをしたり、面倒な工程が結構あったと思います。
- 上司に退職の相談を切り出す
- 表向きの退職理由を考える
- 事業引き継ぎ
- 社内の挨拶まわり
- 有給休暇の消化
- 退職届の提出
職場いじめに苦しんできた被害者としては、まず上司に退職の意思を切り出すところで緊張しますよね?
相手がパワハラ上司だったら、怖くてうまく話せない人も当然いるでしょう。
また、あきらかにいじめが原因で会社を辞めるのに円満退職のために表向きの退職理由を用意するのも納得いかないし、事業引き継ぎや挨拶まわりも本当は顔を合わせるのも嫌な人と話さないといけない場面があったりします。
想像しただけで暗い気持ちになる人もいたりするのではないでしょうか?
しかし、職場でいじめられている人でも、嫌な思いをせずにかんたんに会社を辞めることができる方法があります。
それは退職代行サービスを利用することです。
退職代行サービスを利用すると、こんなことが可能になります。
- 辞めると決めたその日から出勤しなくてもOK!
- 自分から会社に連絡する必要なし
- 会社からの連絡は無視してOK!
- 嫌いな上司や同僚と一切顔を合わす必要なし
- その日のうちに即日退職も可能
- 基本的に退職代行サービスの指示に従っていれば丸投げでOK!
もちろん離職票ももらえます。
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退職代行サービスを使って会社を辞めても離職票はもらえる?
会社を辞めた後は、これまでのように毎月給料が振り込まれることもなくなるため、次の仕事が決まるまで失業保険に頼る人も多いと思います。 失業保険を受け取るためには離職票をハローワークに提出する必要がありま ...
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最近では、テレビや雑誌などでも紹介されて話題の退職代行サービスですが、弁護士が業務を監修していたり、違法業者はほとんどありません。
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退職代行サービスが違法ではない理由
インターネット上では、たまにこんな書き込みやつぶやきを目にすることがあります。 退職代行サービスは弁護士法違反! 退職代行業者は非弁行為を行なっている違法な業者! たしかに世間一般の認識では「そもそも ...
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たしかに職場でのいじめ加害者である人たちにとっては、ターゲットが退職代行サービスを使って会社を辞めたら「逃げられた!」と感じ、憤慨したくもなるでしょう。
しかし、いじめに苦しんでいる被害者にしてみれば、何も悪いことはしていませんし、退職代行サービスは唯一の味方だったりしますからね。
退職代行サービスは、弱者が職場いじめや理不尽な仕打ちから身を護るための手段です。