職場の人間関係が気になって仕方ない人というのは、無意識にこんなことを考えてしまう傾向があったりするようです。
- 職場の人たちは自分のことをどう思っているか?
- 上司は自分のことをきちんと評価してくれているのか?
- 思っていることを言ったら嫌われないか?
- 仕事で気になることがあるけど言えない
- 上司や先輩社員には気に入られているか?
- 同僚たちに陰口を叩かれていないか?
- 部下や後輩にはバカにされていないか?
- 職場の人たちに妬まれるようなことはしていないか?
- 周りの空気を読んで合わせることがそこまで大事なのか?
同じ職場で力を合わせて一緒に働く人たちのことを考えて、円滑に仕事を進めていくために周囲を気遣うことは決して悪いことではありません。
しかし、常に上司や先輩社員、同僚、部下、取引先の人たちといった職場の人間関係に縛られて我慢し続けるのは苦しいですし、当然、ストレスも溜まりますよね?
必要以上に職場の人間関係を気にするあまり、窮屈に感じている人はわりと多いのではないかと思います。
「職場の人間関係なんてどうでもいい!」と開き直ることができたら、どんなに楽になるのだろうか?
そんなことを一度でも考えたことがあるなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
きっと良いヒントが得られることでしょう。
職場の人間関係は必要最低限でOK!
職場の人間関係は、仕事をするうえで必要最低限の信頼関係とコミュニケーションが構築できていれば、基本的には問題ありません。
もしかしたら職場によっては必要最低限以上の関係を強要してくる場合もあるかも知れませんが、ほとんどの場合、上司による自己満足だったりします。
以前も以下の関連記事で触れたとおり、職場の人間関係は「つかず離れず」が基本です。
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やたらと周囲に気を遣うような人ほど、職場の人間関係も深みにハマりやすいので気をつけてください。
もちろん「人間関係なんてどうでもいい!」と開き直って、自己中心的に振る舞うのは問題です。
しかし、一緒に仕事をするうえで必要最低限の信頼関係とコミュニケーション、そして意思の疎通ができていれば問題ありません。
あとは自分に与えられた仕事に集中して結果を出せば良いことです。
チームで良い仕事ができたら、みんなで成功を分かち合えば良いでしょう。
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職場の人間関係に縛られて消耗する人たち
職場の人間関係に縛られて消耗する人については、大きく以下のタイプに分類できます。
- 他人にどう思われているかを必要以上に気にする人
- 他人の言動が気になって仕方ない人
上記はいずれも、他人に振り回されることによって自由を制限される人です。
このようなタイプの人ほどいつも自分主体ではなく、まず「他人ありき」という基準になってしまうので、結果的には人間関係に縛られることになります。
それでは、かんたんにそれぞれのタイプについて触れていきましょう。
他人にどう思われているか気になる人
冒頭でも少し触れましたが、常に周囲の評価を気にして行動する人は、本音が言えない状況に追い詰められるため、人間関係に縛られて消耗します。
自分が何をしたいのかよりも他人にどう思われるのかが優位になってしまうと、結果的に他人の軸で生きることになりますからね。
そして、以下のような感情に囚われて、不本意な行動を強いられる機会も増えていきます。
- 良い人だと思われたい
- 嫌われたくない
- 居場所がほしい
- もっと評価されたい
- 波風を立てたくない
- 自分に自信がない
いわゆる八方美人に近い感じですね。
他人にどう思われるのかを気にする人たちは、職場全体の人間関係が比較的うまくいっている場合でしたら、まだフォローしてくれる人が周囲にいたりして、それほど大きなストレスにならないこともあります。
しかし、一度職場の人間関係が悪化するとストレスや消耗度合いも増幅していくので要注意です。
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他人の言動が気になって仕方ない人
良い人間関係を築き上げたいと思っていても、人間誰しも嫌いなタイプや苦手な人がいたりするものです。
プライベートであれば、嫌いなタイプや苦手な人とは極力関わらないようにすることも可能ですが、職場ではそうはいきません。
仕事上、どうしても嫌いなタイプや苦手な人とも関わらないといけない場合も出てきます。
- 一言がキツイ横暴な上司
- 自己中心的な先輩社員
- 足を引っ張る同僚
- 仕事に対して意欲を感じられない後輩社員
- 目を離したらすぐにサボろうとする部下
- 覇気がなく常に愚痴や悪口ばかりの人たち
世代も違えば、受けてきた教育や育った時代も異なる人たち同士が、会社側の意思決定で職場という同じ空間に集まって、目的を共有しながら一緒に働くわけですから、人間関係の構築が難しいのも当然です。
職場の人に対して、思うことも多々あるでしょう。
- ここをもっとこうしてほしい
- もっと他の人のペースも考えてほしい
- やる気を奪うような言い方はあらためてほしい
- 言い訳ばかりしないでほしい
- あからさまにやる気のない態度を取らないでほしい
- できないなら最初から言わないでほしい
- 思いつきで軽はずみな発言をしないでほしい
職場の人たちに対して、上記のような気持ちを抱いてしまうのもわかります。
しかし、残念ながら自分以外の他人をコントロールすることはできません。
他人を変えることはできないのです。
参考
職場の人間関係に縛られやすい人ほど、この傾向が強かったりします。
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職場の人間関係は一生続くものではない場合が多い
職場の人間関係は運命共同体ではありません。
職場を離れれば、人間関係も疎遠になるケースがほとんどです。
昨今では、終身雇用制度の維持が困難だと言われています。
また、大手企業による45歳以上のリストラなども話題になりました。
昔のように新卒で入社したら、定年退職までずっと同じ職場で過ごすという時代ではありません。
もちろん、転勤や人事異動などもあるでしょう。
いつも一緒に働いていた関係でも、一度、距離ができてしまえばわりと疎遠になっていくものです。
あくまで職場の人間関係は、仕事上の関係に過ぎませんからね。
たしかに自分に与えられた仕事に一生懸命取り組むことは大切です。
しかし、職場の人間関係なんてどうせいつかは疎遠になるものだと思っていれば、振り回されること事態がバカらしくなります。
いずれ疎遠になる関係性に、いちいち振り回されて消耗している場合ではないということです。
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職場の人間関係を気にしない人になるには?
「職場の人間関係なんてどうでもいい!気にしない!」と言える人ほど、コミュニケーションや仕事をわりと要領よくこなせたりします。
職場の人間関係は、あくまで仕事を進めるうえで必要なチームであり、決して馴れ合いや媚びを売る関係ではないことがわかっているんですよね。
つまり、職場の人間関係は手段であり、目的ではないということです。
そして職場の人間関係なんて気にせず、自分の仕事に一生懸命取り組むことができる人は、どこか自信に満ち溢れています。
まずは仕事を円滑に進めていくうえで必要最低限の信頼関係とコミュニケーションを構築して、あとは自分の仕事に集中することで、最大限のパフォーマンスを発揮できるように努める人を目指すのが第一歩ではないでしょうか?
とはいえ、職場の人間関係が崩壊していると、必要最低限の信頼関係やコミュニケーションがまったく成立しない状況に陥ってしまいます。
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職場の人間関係が崩壊!それでも我慢して仕事を続けるべきか?
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すでに職場の人間関係が崩壊している場合、他人の目を気にすることはなくても、自分一人では仕事がうまくいかなかったりしますからね。
いくら職場の人間関係なんてどうでもよくても、以下の条件を満たすことは重要だということです。
- 必要最低限の信頼関係
- 仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション
上記の条件を満たすことができず、人間関係が崩壊している職場に明るい未来は望めないでしょう。
もし現在の職場が最悪の状況に陥っているのであれば、できるだけ早くそこから脱出した方が将来を犠牲にせずに済むのでは…?