職場の同僚といえば同じような立場で話ができて、お互い切磋琢磨しあえる戦友といった印象がありますが、中には当然、苦手な人や嫌いな人もいたりするでしょう。
どうしても人間関係には相性問題がつきまとうものです。
また、最初は「イイ奴」だと思っていた同僚が、接しているうちに本性を現す…なんてケースもありますからね。
職場で毎日顔を合わせているうちに、同僚の悪い部分ばかりが目について、どんどん嫌いになっていく場合も当然あるでしょう。
- 愚痴や人の悪口ばかりの同僚
- いつもは上司をバカにしているけど本人を前にすると急に媚を売る同僚
- 同情を引いて人を利用する同僚
- 裏で人を陥れようとする同僚
- 口先ばかりで自分では何もできない同僚
- 自分が困ったときだけ泣きついてくる同僚
同僚との関係というのは立場も自分と同等で、わりと遠慮がなかったりするので時には厄介だったりします。
理由はさまざまですが、同僚のことが嫌いすぎて仕事に集中できない人もいたりするものです。
もし現在の職場に嫌いで嫌いで仕方ない同僚がいたら、どうすればいいでしょうか?
ひとつ参考にしてみてください。
少しでも気持ちが楽になればいいと思います。
嫌いな同僚と話したくないなら無理に仲良くしなくてもいい
職場に嫌いな同僚がいたら、それでも相手の長所に目を向けて少しでも仲良くなれるように努力するべきでしょうか?
おそらく世間一般の道徳的な価値観でいえば、「たとえ嫌いな相手でも良い部分に目を向けて仲良くできるように心がける」というのは真っ当な意見というか…模範解答みたいな感じかと思います。
しかし、自分を取り繕ってまで嫌いな人と無理に接すると、どこか会話もぎこちなくなりますし、表情やしぐさにも深層心理が無意識にあらわれたりするものです。
当然、相手にも本心で会話をしていないのが何となく伝わってしまうことでしょう。
「嫌い」の理由にもよりますが、無理をしてまで嫌いな人と仲良くしようとしても逆効果だったりするのではないでしょうか?
ストレスの要因が増えると、当然、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
会社というのは、学校ではないので友達を作る場所ではありません。
同僚とは、あくまで仕事上の関係です。
同僚が嫌いなのは結構ですが、それが原因で仕事に悪影響を及ぼすのは問題です。
基本的に職場の人間関係は深入りしない方が仕事にも集中できます。
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嫌いという感情がどれほど強いかにもよりますが、精神的に大きなストレスを感じるほど嫌いな同僚と無理に仲良くする必要はありません。
とはいえ、仕事を円滑に進めていくうえで、業務上、最低限のコミュニケーションは必要ですけどね。
どうしても同僚と話すのが苦痛でしたら、メールやLINEグループなどで済ませるという手段もあります。
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嫌いな同僚による弊害がストレスになる
嫌いな同僚はストレスの原因にもなります。
嫌いな同僚と一緒にいると、以下のような弊害があったりしますからね。
嫌いな同僚による弊害
- 職場の人たちと気まずい雰囲気になりやすい
- イライラしやすくなって仕事に集中できなくなる
- 気分が悪い
- トラブルに発展するリスクを常に背負うことになる
パッと思いつくことをいくつか挙げてみましたが、嫌いな同僚の場合、その弊害も上司とは少し違いますね?
では、嫌いな同僚による弊害について、もう少しくわしく掘り下げてみましょう。
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職場の人たちと気まずい雰囲気になりやすい
嫌いな同僚と同じ部署で働いていると、職場の他の人たちにも変に気を遣わせてしまって気まずい雰囲気になったりします。
たとえば、みんなでランチに行くことになった時、嫌いな同僚もメンバーにいたりすると気まずいですよね?
集団で行動する時、嫌いな人が紛れ込んでいると我慢することも増えますし、楽しくないですからね…。
楽しくない雰囲気が周囲に伝わってしまうと他の人たちとも気まずくなります。
イライラしやすくなって仕事に集中できなくなる
嫌いな同僚の話し声が聞こえてきたり、視界に入るだけで気が散って仕事に集中できなかったりする場合もあります。
いちいち気にしないのが一番なのはわかっているけれど、こちらが気にしていなくても向こうから近寄って来られると困りますよね?
とくに必要以上に大声を出されたり、神経を逆なでするような言動が目につくとイライラするという人も多いと思います。
気分が悪い
同僚に限らず、嫌いな人と1日中同じ空間にいて気分が良い人はいないですよね?
嫌いな人とずっと一緒にいると、基本的に気分が悪いものです。
嫌な気持ちのまま仕事をするのは健全ではありません。
トラブルに発展するリスクを常に背負うことになる
嫌いな同僚と一緒に過ごす職場において我慢はツキモノです。
しかし、ストレスが限界に近づくと同僚のちょっとした言動がキッカケとなって、いつ爆発するかわからない状態に陥ります。
相手に対してキレたり、喧嘩をしなければ大きなトラブルに発展する心配はありませんが、我慢するというのはキレるリスクを背負うことでもありますからね。
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嫌いな同僚との接し方
嫌いな同僚との接し方について一言で表すとコミュニケーションの省エネ化です。
そして、できるだけ距離を置くことがコツだったりします。
嫌いという感情が湧いてくるのは、相手に対して興味関心がどこかにあるということです。
相手に対して無関心になれば、どうでも良くなります。
もちろん相手と物理的に距離を置くことができればそうした方が良いのですが、どうしても難しい場合は、無関心になることで精神的に距離を置くことができます。
以上を踏まえて、嫌いな同僚との接し方についてまとめると以下の通りです。
嫌いな同僚との接し方
- 会話は必要最低限、業務に関連する話のみ
- 無関心になる
- 悪口は言わない
- 喧嘩はしない
- 決して無視はしない
上記について少し捕捉します。
会話は必要最低限
嫌いな同僚との会話は、できれば業務連絡のみに留めておきましょう。
もちろん挨拶はしますけどね。
ここでひとつ注意が必要なのは、会議などで上司に意見を求められたりした際、嫌いな同僚の意見に賛同できなかったりするケースです。
嫌いな相手の意見を聞くと、個人的な感情が乗ってきて、思わず物申したくなる気持ちも理解できます。
しかし、ここで余計なことを言わないように気をつけましょう。
上司とは違って、同僚というのは遠慮せずに言いたいことが言える分、注意が必要です。
無関心になる
先ほども触れたとおり、嫌いという感情が込み上げてくるのは、どこかに相手への興味関心があったりするからです。
無関心になれば、同僚のことなんてどうでもよくなります。
もしかしたら同僚が嫌いというより嫌いという感情に囚われているだけかも知れません。
相手と距離を置くことで、自分を客観視できるようになります。
悪口は言わない
嫌いな同僚の悪口を言いたくなる気持ちもわかります。
仲の良い人に同僚の悪口を言ってストレスを発散したい人も当然いるでしょう。
しかし、職場という狭い空間においては、ちょっとした悪口がいつどこで本人の耳に届くかわかりません。
また、同僚の悪口を言うことで自分の評価も下がります。
当然、周囲を巻き込むことにもなるため、職場の人間関係を悪化させる原因にもつながります。
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喧嘩はしない
いくら同僚のことが嫌いだからといって喧嘩はいけません。
以前、上司との喧嘩について触れましたが、相手が同僚の場合も同様です。
決して無視はしない
同僚が嫌いだからといって喧嘩はよくないというのはわかりました。
もしかしたら同僚と喧嘩をしてトラブルを大きくするなら、まだ無視した方が無難だと考える人もいるかも知れません。
しかし、あからさまな無視は職場いじめにもつながりますし、職場の雰囲気を悪化させる原因にもなり兼ねません。
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相手と距離を置くのと無視するのは違いますからね。
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同僚のことを上司に相談した方がいいのか?
職場の人間関係とはいえ、「同僚が嫌い」という悩みは仕事に私情を持ち込んでいると判断される可能性もあるため、上司に相談するのは控えた方がいいかも知れません。
上司に言わせれば「個人間の問題を仕事に持ち込むな!自分たちで何とかしろ!」といった感じです。
もし同僚が嫌いで上司に相談するのであれば、執拗な嫌がらせを受けていたり、仕事を妨害されている場合に限る…と思っておいた方がいいと思います。
ただし、相談する際には上司がどんな人間かをきちんと見極めてください。
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同僚を嫌いな理由が執拗な嫌がらせの場合
嫌いな同僚がいるといっても、その理由は人によって違います。
価値観や考え方の相違、または単純に態度が気に食わないのであれば、相手と距離を置くことで対処できますが、もし同僚から執拗な嫌がらせを受けていて上司に相談しても事態が改善しない場合はこちらで対応を考えなければいけません。
嫌いな同僚ともうこれ以上、一緒に仕事をしたくないのであれば、まずは以下の対応を検討してみてはいかがでしょうか?
同僚を嫌いな理由が執拗な嫌がらせの場合
それでも嫌いな同僚と仕事をしなければいけない状況に耐えられないようであれば、退職も視野に入れた方がいいかも知れません。
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このまま我慢して現在の職場に居座るよりも、新しい可能性を探した方が健全ですからね。
自分の将来を大切にしましょう。
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